
12号サイズのフレームでも楽々入る風呂敷の力
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アーティストとして、普段はどのように作品を運んでいますか?
展示会、配送、ポップアップイベントなど、アート作品の輸送は創作活動に欠かせない、そして時にはストレスのかかる作業です。今回は、額入りアート作品を運ぶのに日本の伝統的な包み布である風呂敷を使用するという、美しく機能的な解決策をご紹介します。
ラッピングには、鮮やかで上品な「Shoji Series RED」を使用しました。ラッピング方法は「リボンバッグ」スタイルで、ノートパソコンや本だけでなく、このような額装作品にも最適です。
きちんと安全に包まれた大きなフレーム
今回ラッピングさせていただいた作品は、12号(約60.6×50cm)の額縁に入れてお届けしました。しっかりとした木枠のかなり大きな作品ですが、 1メートル四方の風呂敷でしっかりと美しくラッピングできました。
経験上、厚みにもよりますが、15号サイズ(約65.2×53cm)までであれば、同じサイズの風呂敷で快適に包むことができると思います。
リボンバッグスタイル
リボンバッグは、ノートパソコンや本などの細長い長方形のアイテムを運ぶときによく使用される、スタイリッシュで実用的なラッピング方法です。安全であるだけでなく、見た目も美しく、アート作品に最適です。
基本的な手順:
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風呂敷を裏返しにして、中央に枠を置きます。
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長い辺をフレームの上部に交差させ、下の層を上部にしっかりと押し込みます。
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残りの2つの角を上部で結び、柔らかいリボンのようなハンドルを作成します。
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結び目と生地を調整してきれいに仕上げれば、持ち運びの準備完了です。
綿素材の風呂敷なので、重い荷物を持っても手に優しく、実用的でありながらエレガントさも兼ね備えています。
それ自体が表現形式
風呂敷を使うことで一番好きなのは、包むという行為自体が芸術表現の一部になるということ。「Shoji RED」の鮮やかな赤と障子の格子模様は、作品が現れる前から動きと存在感を与えてくれます。
ギャラリーに到着するときも、作品をコレクターに届けるときも、このように包んで作品を運ぶことは、あなたの配慮と美的価値観を物語ります。
心を込めて作品に取り組むアーティストたちへ
風呂敷は単なる布ではありません。それは意図の反映であり、あなたが自分の作品を敬意と思いやりを持って扱っていることを示す方法です。
自分の作品を単なる物体として捉えるアーティストにとって、これは芸術作品を輸送し、提示する非常に意義深い方法です。
この記事が、皆さんの創作活動に日本の伝統を少しでも取り入れるきっかけになれば幸いです。皆さんの作品は、大切に、そして美しく扱われるべきものです。