Wrapping in Everyday Life!

暮らしの中の包み

みなさま、こんにちは。 5月も終盤を迎え、真夏のような日差しの中、紫陽花が元気に咲いているのを見ると、季節の移ろいを感じます。

コロナ後、ネットで買い物をする機会が増えましたが、粗雑な包装で届くことが多く、不満を感じる方も多いのではないでしょうか。同様に、贈り物も包み方や結び方が雑だと受け取る側の印象が悪くなり、こちらの気持ちが伝わりません。礼儀にかなった包み方は大切です。

日常生活の中で使われる風呂敷の包み方は様々ですが、贈り物は相手の心を伝え、思いを託すものです。受け取る側はその心のぬくもりを感じることができ、単なる贈り物としてだけでなく、心を伝える行為として、その包み方、送り方、タイミングが重要です。

贈り物を持って訪ねる際には、その渡し方にも気を使うべきです。日本では風呂敷をほどいてから贈答品を手渡すのが一般的ですが、私たちは風呂敷も心の一部として受け止めています。その旨をお伝えしてお渡しすることをおすすめしています!

環境面に配慮し簡易包装が増える中、風呂敷は役立ちます。一枚あるだけで便利に使えると思います。

日本の包みに対する考え方と欧米のラッピングは少し異なるようです。欧米のラッピングは物を詰め込む感覚で、トートバッグや紙袋にはマチがあり、立体感があります。綺麗なラッピングも破かれ捨てられることが多いと感じます。あなたの国ではどのようにラッピングをほどきますか?

一方、日本の風呂敷は物を包むだけでなく、心や感情を包む意味も含まれています。包装紙は綺麗に解かれ、本のカバーに使ったり、揚げ物の下に敷いたり再利用されます。風呂敷でしたら思い出として残り、その後も繰り返し使うことができます。何千年にもわたる日本の精神が隠されているのです。

風呂敷は私たちの心を包んで守り、慈しんでくれる存在です。私たちむすびずむは、風呂敷で包むこと、結ぶことについて真剣に考え、風呂敷と真結びを世界に広め、地球環境に優しく心が整う日本の暮らしを楽しんでもらいたいと活動しています。

風呂敷で包み、結ぶ行為に精神的な意味があることを知ると、あなたからの贈り物に特別な意味が加わります。そしてエコにも貢献できます!

さぁ、あなたも風呂敷の使い方を一緒に体験してみませんか?日本の精神性と日常に役立つ簡単な風呂敷の使い方を教えます!

ぜひむすびずむのワークショップにご参加ください🎵 日程は2024年6月29日(土)を予定しています。むすびずむの自分らしい包み方や七夕で季節を感じる心を楽しみましょう。みなさまにお目にかかれることを楽しみにしております!

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