皆さん、こんばんは。
今回は、「結ぶこと」をテーマに、額田巌さんの本で知った、人以外にも結ぶことをする生き物についてご紹介します。調べてみると、驚くべき生態を持つ生き物たちがいることが分かりました!
深海の結び職人:ヌタウナギ
まず紹介するのは、カリフォルニア沿岸に生息するヌタウナギ(ハッグフィッシュ)です。この深海魚は、自分の体を結ぶことで知られています。ヌタウナギは、敵から身を守るためや餌を食べる際に、自分の体を使って結び目を作ります。YouTube動画を見ると、「一重結び」というよりは、エイトノットのように結んでいることが分かります。
ナショナルジオグラフィックによると、大きな死骸から肉を切り取るときにも、ヌタウナギは自分の体の結び目を支点にして作業を行います。また、ヌタウナギが自ら出した粘液に絡まってしまうことがありますが、その場合も結び目を使って脱出することができます。結び目は尾から始まり、腹部を経て、頭部に移行し、頭を超えて抜ける仕組みです。
興味深い動画はこちらからどうぞ:
[ヌタウナギの動画]
鳥の結び職人:ウィーバーバード
次に紹介するのは、オーストラリアやアフリカに生息するウィーバーバード(織鳥)です。この鳥は、巣作りに際して、木の枝にスイカのような形の巣を吊るすことで知られています。ウィーバーバードは、太い枝を選び、強靭なツルを幾重にも結びつけることで巣を作ります。この結び目を基礎にして、巣を完成させるのです。驚くべきことに、この細かい作業は全て嘴で行います。
ウィーバーバードの巣作りの様子はこちらの動画からどうぞ:
結びの妙技に驚き
ヌタウナギの結び目が簡単に取れてしまうのには驚きです。まるで映画で見かける捕らえられた人がロープを巧妙にすり抜けて逃げるシーンのようです。本当に面白いですね!
今回は、変わった結び方をする生き物たちについてご紹介しました。また新しい発見があれば、皆さんにお届けしたいと思います。お楽しみに!
結びと共に生きる生き物たち
これからも、結びについての興味深い話題をお届けしていきます。お楽しみに!