——職人の手が生み出す、くるわない美しさ
風呂敷は、一枚の布でありながら、その用途は無限大です。包む、運ぶ、飾る——使う人の工夫次第で姿を変え、暮らしの中に美しさと機能性をもたらします。しかし、その一枚がどのように生まれるのかをご存知でしょうか?
MUSUBISMの風呂敷は、長い反物から一枚ずつ丁寧に裁断され、四方を縫い上げることで完成します。このシンプルな工程の中には、職人の熟練した技と細やかな気配りが込められています。
職人の手仕事が生み出す、ゆがみのない美しさ
風呂敷作りの第一歩は、生地の裁断です。長い反物から正確な寸法にカットするには、わずかなズレも許されません。一瞬一瞬に、職人の目と手の感覚が研ぎ澄まされているのです。
次に、四方の端をミシンで縫い上げていきます。風呂敷の美しさを決めるのは、この縫い目の精度。まっすぐ、均一に、そして糸が浮かずに布になじむように——すべての工程が「くるわず」に仕上がることで、完成した風呂敷は端正な佇まいを持ちます。
一枚の布に込められた、日本の美意識
MUSUBISMの風呂敷は、ただの「布」ではありません。それは、長く受け継がれてきた日本の美意識を映し出すもの。どの角度から見ても美しく、手に取るたびに心地よさを感じられるのは、職人の手仕事が支えているからこそです。
効率や合理性が優先される現代において、手作業で仕立てられたものは独特のぬくもりがあります。トレンディーさんの工房では職人さんの手で一枚ずつ裁断され、おかみさんも現役でミシンを踏んでいます。ただひたむきに、まっすぐに。
美しさとは、決して華やかさや特別なものでなく、どんなものにも誠実に向き合い真摯に取り組む姿勢の中に宿るものではないでしょうか。一枚一枚に込められたその想いが、使う人の手の中でふわりと広がり、日常に新たな景色を生み出してくれますように。
最後に、撮影にご協力いただいた三橋社長と夫人に心より感謝申し上げます。