続くクリスマスの贈りもの
今日はクリスマスです。
プレゼントの包み方には意味があります。
完璧さのためではありません。気持ちの向け方のためです。
風呂敷は、包むという行為そのものを変えます。
手を止め、折り方を考え、布を整え、丁寧に結びます。
贈る前から、時間がゆっくり流れ始めます。
受け取る人は、破るのではなく、ほどきます。
自然と動作が穏やかになります。
その一瞬が、記憶として残ります。
クリスマスは毎年やってきます。
そして毎年、同じようにゴミも生まれます。
包装紙、リボン、テープ。
使われる時間は短く、捨てられるのは一瞬です。
この流れは、毎年繰り返されます。
風呂敷は、その流れを変えます。
一枚の布が、紙、リボン、テープの役割を担います。
包み、運び、使い続けられます。
風呂敷で包むクリスマスは、確実に季節のゴミを減らします。
思い出の残り方も違います。
紙は消えます。布は残ります。
柄や手触り、結び方が、その時の情景と結びつきます。
使うたびに、誰からもらったのか、どんな場面だったのかを思い出します。
プレゼントに、時間の記憶が重なっていきます。
実用性も明確です。
大きさに制限はありません。箱がなくても包めます。
形が不揃いでも問題ありません。
使わない時はエコバッグとして使えます。
収納場所も取りません。
クリスマスは一年に一度です。
けれど、人生は毎年続きます。
だからこそ、毎年ゴミを増やす選択ではなく、減らす選択をしたい。
残らない紙ではなく、使い続けられる布を選びたい。
思い出に残り、ゴミも減らせます。
風呂敷は、長く価値の続くクリスマスの贈りものです。
読んでくださり、ありがとうございます。
日々の暮らしや贈り方を丁寧に選ぶ皆さまに、心から感謝します。
小さな選択の積み重ねが、これからの未来をつくります。
どうか、温かく、心に残るクリスマスをお過ごしください。
メリークリスマス!